はじめに
世界には、面積が非常に小さい国がたくさんあります。その中でも、面積が最も小さい国のトップ10をご紹介します。
これらの国は、どこに位置しているのでしょうか?
どんな特徴があるのでしょうか?面積の小さい国には、意外な魅力が隠されているかもしれません。
面積の小さい国 トップ10
面積が最も小さい国のトップ10は以下の通りです。
順位 | 国名 | 面積(平方キロメートル) |
---|---|---|
1 | バチカン市国 | 0.49 |
2 | モナコ | 2.02 |
3 | ナウル | 21 |
4 | ツバル | 26 |
5 | サンマリノ | 61.2 |
6 | リヒテンシュタイン | 160 |
7 | マーシャル諸島 | 181 |
8 | セントクリストファー・ネイビス | 261 |
9 | ニウエ | 260 |
10 | マルタ | 316 |
バチカン市国:キリスト教の聖地として知られる世界最小の国家
バチカン市国は、南ヨーロッパに位置する国家で、その領域はイタリアのローマ市内にあります。
世界最小の国家として知られており、面積は0.49平方キロメートルしかありません。人口も約800人と非常に少なく、そのほとんどがカトリック教会の聖職者や職員です。
バチカン市国は、キリスト教の総本山として重要な役割を果たしており、教皇が最高権力者として君臨しています。バチカン市国には、サン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂など、世界的に有名な建築物や芸術作品が数多くあります。
モナコ:豪華なカジノやグランプリで知られる地中海沿岸の小国
モナコは西ヨーロッパ、地中海沿岸に位置し、周りをフランスに囲まれています。面積は2.02平方キロメートルと非常に小さく、世界で2番目に小さい国です。人口は約3万8000人で、そのうち約95%が外国籍を持っています。
モナコは、税制が優遇されていることや、治安が良いことから、富裕層やセレブリティが多く住んでいます。モナコは、豪華なカジノやグランプリなどのイベントで知られており、観光客も多く訪れます。
ナウル:太平洋に浮かぶ世界最小の島国
ナウルは、太平洋に浮かぶ島国で、面積は21平方キロメートルです。世界で3番目に小さい国であり、世界最小の島国です。
人口は約1万人で、そのほとんどがナウル人と呼ばれる先住民です。ナウルは、かつてはリン鉱石の採掘で豊かな国でしたが、現在は資源が枯渇し、経済的に困難な状況にあります。
ナウルには、空港や港湾施設などのインフラが不十分で、観光業も発展していません。
ツバル:ポリネシア最西端の美しい環礁国家
ツバルは、9つの島からなるポリネシア最西端の国で、首都のあるフナフティ環礁は、赤道の南約950km、フィジーの北約1,000kmに位置しています。
面積は26平方キロメートルで、世界で4番目に小さい国です。人口は約1万1000人で、そのほとんどがポリネシア系の先住民です。
ツバルは、美しい海や自然を持つ国ですが、気候変動による海面上昇の影響を受けやすく、その存続が危ぶまれています。
サンマリノ:イタリアに囲まれた歴史ある内陸国
サンマリノは、イタリア半島中東部、ほぼ北緯44度に位置し、四方をイタリアに囲まれた小さな内陸国です。面積は61.2平方キロメートルで、世界で5番目に小さい国です。人口は約3万3000人で、そのほとんどがイタリア系です。
サンマリノは、301年に聖マリヌスによって建国されたとされる歴史ある国で、世界最古の共和制国家として知られています。サンマリノには、中世の城壁や塔などの古い建築物が多く残っており、観光客も多く訪れます。
リヒテンシュタイン:オーストリアとスイスの間にあるアルプス山脈の小国
リヒテンシュタイン侯国はラインの谷の右岸(東岸)の半分程度を包含し、オーストリアとスイスの間に位置する国です。面積は160平方キロメートルで、世界で6番目に小さい国です。人口は約3万8000人で、そのほとんどがドイツ系です。
リヒテンシュタインは、立憲君主制を採用しており、侯爵が元首として君臨しています。リヒテンシュタインは、金融業や工業が発展しており、高い所得水準を維持しています。また、美しいアルプスの風景や歴史的な建築物があり、観光地としても人気があります。
マーシャル諸島:太平洋に点在する美しい環礁の国
マーシャル諸島は、太平洋中央部に位置する島国で、面積は181平方キロメートルです。世界で7番目に小さい国であり、人口は約5万3000人です。マーシャル諸島は、29の環礁と5つの孤立した島から成り、そのほとんどが海抜2メートル以下という低地です。
このため、気候変動による海面上昇の影響を直接受けています。マーシャル諸島は、美しい海やビーチ、豊かな海洋生物が魅力の一つで、ダイビングや釣りなどのマリンスポーツが楽しめます。
セントクリストファー・ネイビス:カリブ海に浮かぶ美しい島国
セントクリストファー・ネイビスはカリブ海に浮かぶリワード諸島の一部で、プエルトリコの東400kmの位置にあります。面積は261平方キロメートルで、世界で8番目に小さい国です。人口は約5万2000人で、そのほとんどがアフリカ系です。
セントクリストファー・ネイビスは、美しいビーチや豊かな自然、歴史的な建築物があり、観光地として人気があります。また、砂糖生産が盛んで、「砂糖の島」とも呼ばれています。
ニウエ:南太平洋に浮かぶ自然豊かな島国
ニウエは、南緯19度、西経169度にある国でニュージーランドの北東、そしてトンガの東、サモアの南東に位置します。面積は260平方キロメートルで、世界で9番目に小さい国です。人口は約1600人で、そのほとんどがポリネシア系の先住民です。
ニウエは、美しい海や自然、独特の地形が魅力で、洞窟探検やダイビングなどが楽しめます。また、ニウエは「Wi-Fiの島」とも呼ばれ、全島が無料Wi-Fiのサービスエリアとなっています。
マルタ:地中海に浮かぶ歴史と文化の宝庫
マルタ共和国は、南ヨーロッパのイタリア・シチリア島の南約93kmに位置します。面積は316平方キロメートルで、世界で10番目に小さい国です。人口は約43万人で、そのほとんどがマルタ系です。
マルタは、豊かな歴史と文化を持つ国で、古代の遺跡や美しい教会、城塞都市などがあります。また、マルタは英語教育が盛んで、世界中から英語を学びたい人々が訪れます。
まとめ
以上が、面積が最も小さい国のトップ10とその特徴についての説明です。それぞれの国が持つ独自の文化や歴史、自然環境などを理解することで、その国の魅力をより深く理解することができます。
これらの国々は、その小さな面積にもかかわらず、多くの魅力と可能性を秘めています。
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